人間関係について悩みを抱えることって多いですよね?
そんな「人間関係の悩みを消し去るコツ」を今回はご紹介します!
それは、岸見 一郎及び古賀史健 著の『嫌われる勇気』が教えてくれる「シンプル思考」です。
『嫌われる勇気』にはたくさんのポイントが含まれていますが、今回はその中でも「人間関係の悩みを消し去るコツ」として次の2つのポイントに絞ってご紹介します。是非人間関係の悩みから自分を解放するための「シンプル思考」として参考にしてみて下さい!
- 「幸せ」の基本は「自分自身の人生を生きる」こと
- 円滑な人間関係のコツは、「自分の課題」と「他者の課題」とを分離して考えること
「人間関係の悩み」の原因を探る
人間関係で抱える悩みの「原因」を考えてみると、大きく分けて2つあります。
1つは、自分が我慢を強いられて「不快」な場合
もう1つは、相手が自分の思い通りにならないことへの「いら立ち」
これら2つへの解決策として、
【ポイント1】「幸せ」の基本は「自分自身の人生を生きる」こと
私達が学校や職場など社会で生きていると、自覚している場合ならともかく、「無自覚に」他者の期待に沿うように行動していることってありませんか?
周りの人から嫌われるよりは好かれたい、という人が大半ではないでしょうか?
そんな現実に反して、『嫌われる勇気』には次の一節があります。
われわれは「他者の期待を満たすために生きているのではない」のです。
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他者の期待など、満たす必要はないのです。
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他者からの承認を求め、他者からの評価ばかりを気にしていると、最終的には他者の人生を生きることになります。
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他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。つまり、自由になれないのです。
(『嫌われる勇気』より)
無自覚に他者の期待に沿う行動をとっていると、それは自分の人生を生きているのではなく、他者の望む「他者の人生」を生きていることになります。
では、他者の期待には一切応えなくていいのか?
と疑問に思いますよね。
それについて『嫌われる勇気』では次のように書いています。
他者もまた「あなたの期待を満たすために生きているのではない」のです。相手が自分の思うとおりに動いてくれなくても、怒ってはいけません。それが当たり前なのです。
(『嫌われる勇気』より)
人それぞれが自分の人生を生きるとは、他者の期待に沿うのではなく、また自分も他者に自分の思いを押し付けることではない、ということですね。
お互い、誰かの期待に沿うように行動するのではなく、
自分の思う通りに行動して、
自分の思い描く人生を生きていくことが
自分の人生を生きている、という充実感を得ることですね。
【ポイント2】円滑な人間関係のコツは、「自分の課題」と「他者の課題」とを分離して考えること
円滑な人間関係を考える上で、『嫌われる勇気』では次のポイントを指摘しています。
われわれは「これは誰の課題なのか?」という視点から、自分の課題と他者の課題とを分離していく必要があるのです。
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およそあらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むことーあるいは自分の課題に土足で踏み込まれることーによって引き起こされます。課題の分離ができるだけで、対人関係は激変するでしょう。
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誰の課題かを見分ける方法はシンプルです。「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」を考えてください。(『嫌われる勇気』より)
シンプルに考え、身軽に生きるためには、
まとめ
人間関係の悩みを消し去るコツとして、2つのポイントをあげましたがいかがでしたか?岸見 一郎及び古賀史健 著の『嫌われる勇気』には他にもたくさんのポイントがありますが、一番分かりやすく効果が表れやすいポイントとして今回はこの2つをご紹介しました。
「幸せ」に生きる秘訣は物事を複雑に捉えず、シンプルな思考を心掛けること、というのを教えてくれる『嫌われる勇気』を一度読んでみてはいかがでしょうか?