汚部屋も卒業できる!片付けの3つのコツ!

ideal tidy room

あなたは今の部屋で気分よく暮らせていますか?この記事を読んでいる皆さんは、今の片付かない部屋では気分よく過ごせていないので早く片付けたい!ただ、片付けたい気持ちはあるもののなかなか上手くいかないので、片付けのコツを知りたい!と思っているのだと思います。

私自身、以前は比較的物をたくさん持っていて、巷でよく聞く「収納術」などにも興味関心があり、ネットで収納のアイデアに関するブログなども見ていたタイプですが、これまで5回以上の「引っ越し」を経験した結果、今では物をなるべく減らして快適に暮らす「シンプルライフ」に行き着いた、という変遷があります。

また、身近に、部屋がいわゆる「汚部屋」と呼ばれる片付けができていない状態の部屋に住む友人がいたため、片付け苦手とする人がやりがちな行動も把握しています。そんな汚部屋の住人さん達も汚部屋を卒業できるよう、「汚部屋の住人さん達がやりがちな行動」への対策も盛り込みながら「片付けの3つのコツ」をお伝えしていきます。是非、このコツを活かして片付けを「実践」してみて下さい!




目次

「片付け」とは

ここでまず、「片付け」とは実際どんな行動を指すのか、ということについて大まかに「3ステップ」に分けて説明していきます。この3ステップのことを、ここでは「片付けサイクル」と呼んでいきます。

 

【片付けサイクル】

ステップ1 必要な物と不要な物を「分別」する

ステップ2 不要な物を「処分」する

ステップ3 必要な物を「収納」する

片付けは「どこから」手をつけるとはかどるか

片付けを始める際、どこから手をつけると片付けがはかどるか?と片付けが苦手な人からよく聞かれますが、私の経験上、その答えはズバリ「自分がこだわりのないところ」から片付け始めると、片付けがはかどります。

片付けを「始める」ための心理的ハードルを下げる

こだわりのあまりない物については執着心がないので、売るなり捨てるなりの「処分する」行為が比較的抵抗なくできます。結果として、「片付け」がはかどります。

例えば私の場合、「」にあまりこだわりがないため、クローゼットに服が入りきらなくなったらその都度、バッサバッサと要不要を分別して、不要になった服は「リサイクルショップ」で売ってしまっています。

そして、一か所でも片付けが進んでスッキリした気分になると、他の場所もキレイにしたくなるものです。ですから、最初はどこからでも構わないので、まずは片付けに「着手」することが大事です!その後は片付けのやる気が続くうちに「勢い」をつけてどんどん片付けを進めていきましょう。

「片付け」=「収納」ではない

片付けを苦手としている汚部屋の住人さん達のような人にとって、片付けをする際に一番難しいと感じるのは、物を売るなり捨てるなりする「処分」することだと思います。

「処分する」ことが苦手な汚部屋の住人さん達がやりがちなのは、「処分する」工程を苦手だからと省いてしまうがゆえに、いきなり「片付け」=「収納」と考えてしまうことです。すると、「片付けをするからまずは収納棚を買わなくちゃ!」と言って実際収納棚を買い、ますます部屋を窮屈にしてしまうケースもあります。

「収納」は、

必要な物と不要な物を分別した「後に」、

「必要な物だけ」を「取り出しやすく」「一覧できる」ように整理整頓して

物の置き場所を決めること!

と是非覚えておいて下さい




3つの「片付けのコツ」

「片付けのコツ」は、1.所有する「物」の絶対量をとにかく「減らす」ことと、2.これ以上、むやみに物を「増やさない」ことと、3.「処分」を最後まできちんと「完遂する」こと、の3つです。順を追って説明していきます。

コツ1 所有する「物」の絶対量をとにかく「減らす」

何かのコレクターで大量の物を整理してきちんと収納できている人も世の中には多数いると思いますが、少なくとも「片付けが苦手」なうちは、まずは、所有する「物」の絶対量をとにかく減らせるだけ「減らす」ことが、「片付いた部屋」への一番の近道です。しかし、そうは言っても、「減らし方」がわからないから片付かないんだよ!という人の多くいるとおもうので、その人達に向けて3つに分けて「物を減らす」ポイントをまとめました。

ポイント1 「スペースコスト」を考えてみる

持ち家に住んでいる人は日頃意識することは少ないかと思いますが、私のように長年賃貸住宅に住んでいると、自分が所有している「物の量」次第で必要な収納スペースも変わってくるため、物が多ければその分広めの部屋に住むことで家賃も高くなってしまいます。言い換えれば、レンタル倉庫のように、物を置くための場所(スペース)にお金(コスト)を払っている割合が増える、ということです。

賃貸住宅だけでなく、持ち家も厳密に言えばスペースコストは払っている訳なので、あえてコスト(費用)を払う価値が今自分が所有している「物」にはあるかを一度じっくりと検証してみるといいと思います。おそらく、自分の思う快適な暮らしをするためにはこの「物」は必要だ!と明確に思う物ばかりでなく、「何となく」スペースを占領している物たちも多いと思うので、その場合には潔く「処分」してスッキリさせましょう。

安売りで買った大量の「在庫」は本当にお得なのか

汚部屋の住人さん達がよくやりがちなのが、トイレットペーパーやティッシュペーパー、洗剤などを安売りの際に大量購入しており、「過剰な在庫」を抱えている、ということです。在庫の管理も度を超すと、自分のエネルギーを無駄に使うし、おそらくいつでもお店に行けば買える物を、数十円か数百円安いからと言ってわざわざ家に買い置きして、結果として貴重な部屋の一角を占領されるというのは、「スペースコスト」の観点からも、また、大量の在庫が部屋を窮屈にしていることで、日頃の生活をスッキリした心地良い空間で過ごせないという「生活の質を損なう」という観点からも、大量に在庫を抱えることにそこまでの価値があるとは考え難いです。

「収納スペース」ありきで「物」を持つ量を調整する

汚部屋の住人さん達がよくやりがちなのが、自分の持っている「物の量」に合わせて収納を考えがちです。「物の量」に合わせていると、収納棚まみれの部屋になってしまい、結果として部屋を余計に窮屈にしてしまうという皮肉なことになってしまいます。参考までに私の場合は、「物」全般にそれ程執着がない、ということもありますが、「収納スペースの大きさ」に合わせて物を持つ量を調整しています。どういうことかというと、部屋を窮屈にしないよう厳選した収納棚や、部屋に予め備え付けのクローゼットなど、自分がこれだけ!と決めた「収納スペース」に合わせて自分が持っていい物の量を決めています。その収納スペースから溢れたら迷わず「処分」しています。

ポイント2 旅先の「ホテル暮らし」を考えてみる

本当に今部屋にある「物」たちは、それらを「所有する」ことで自分を「幸せ」してくれているかどうかを、一度じっくりと考えてみるといいと思います。というのも、私は旅をしてホテルなどに泊まる度に、つくづく私の「幸せ」にとって物を「所有する」ことは「あまり関係がない」のだなあ、と気付かされます。どういうことかと言うと、旅先に持っていける荷物は限られていて、ほとんどの「物」を家に置いたままの状態にしていても、多少の不便を感じる「瞬間」はあったとしても、旅先で楽しく過ごす上ではほとんど支障のない範囲です。ここから気付くことは、思いの外、人がある程度快適に暮らす上ではそんなに「物」は必要ないのではないか、ということです。人によってはこだわりが強く、自分のお気に入りの物を使うことが欠かせない、という場合もあると思いますが、自分を「幸せ」な気分にしてくれる物として「厳選した物」ならば、それは自分にとって「必要な物」ということです。

ポイント3 「引っ越し」を想定してみる

私の経験上、「引っ越し」を経験すると、確実に物が減ります。なぜなら、引っ越しの際に全ての自分が持っている物について棚卸しをして、「お金を掛けて次の家に運ぶ程」自分にとって必要な物かどうか「その時」の自分の価値観で1つ1つチェックするからです。持ち家の方で引っ越しはない、という人でも、物を「減らす」1つの考え方として、何かの事情で引っ越したら、ということを想定してみると、物を「処分」する気になれると思います。

「引っ越し」はリアルに運ぶ「物の量」で費用が変わる

「引っ越し」の荷造りをするためには、仕方なくにしろ全ての自分が持っている物について棚卸しをします。普段は収納棚の奥の方にあった物でほとんど目にすることもなく持っていた事すら忘れていたような物も出てくるかもしれません。引っ越しの見積もりの際までに、不要品を処分して1つでも物を減らしておけば、荷物を搬出する「トラックの大きさや台数」が少なく済むため、リアルに見積額が安く済みます。この意味で「お金を掛けて次の家に運ぶ程」自分にとって必要な物かどうかを「その時」の自分の価値観で1つ1つチェックする意義が分かっていただけると思います。

「ここ1年で使うものかどうか」を考えてみる

生活スタイルや価値観が変化すると、「今」の自分が本当に必要とする物もその都度変わります。

日本は四季があるため、扇風機や暖房器具、季節ものの寝具など、クローゼットの中には季節ものも多くあると思います。これらのことを踏まえて、「引っ越し」の棚卸しの際には、ズバリ「ここ1年で使う物かどうか」で、私は「必要かどうか」を分別しています。引っ越しを頻繁にされない人であっても、「今」の自分に焦点を当てて「物」とじっくりと向き合ってみることで、所有する物を「減らす」ことができると思います。




コツ2 これ以上、むやみに物を「増やさない」

せっかく物を減らしても、次から次へと新しく家の中に「物」が流れ込んできてしまっては、先程の「片付けサイクル」を何度も何度も回したとしても一向に片付きません。物を安易に「増やす」と、後々自分自身で物を「減らす」という面倒な作業をしなくてはならないんだ!ということを、買い物をする時人から物をもらう時などいつも頭の片隅に置きながら、家に新たに迎え入れる新入りの物たちを「注意深く厳選する」必要があります。

不要品の「処分」を自分自身で「体験」する

私の場合、不要となった物を「リサイクルショップ」や「オークション」などで売る場合、自分が思うよりもはるかに安い値段がつくのに毎回驚かされます。また、無料で地域のごみ収集に出せるならまだしも、粗大ごみの場合などはむしろお金を取られてしまいます。このような体験をして「驚く」など感情が刺激される度に、なるべく「処分」する物を減らすためにも物を買うときは慎重に検討しよう!と心を新たにさせられます。実際にリサイクルショプなどに一度不要品を持ち込んで査定してもらうと、新たに物を「増やす」時の心持ちが変わるので、やってみることをおすすめします。

収納を「取り出しやすく」「一覧できる」ように見直す

私自身、物は何度も「使って」こそ、わざわざ所有する価値があると考えているので、「収納」する際に気を付けているポイントは、「取り出しやすく」、在庫状況が「一覧できる」ようにしておくことです。このポイントを実践することで、物がむやみに増えるのを防ぐことができます。

物を「取り出しやすく」「しまいやすく」収納する

物を取り出す時、しまう時に「いくつもの工程」があると、通常、人は面倒くさがってしまって物を「元の位置」に戻さなくなってしまいます。できるだけ「簡単」に元の位置にしまえる場所に物の置き場所を決めることで、「無理なく」使った物を元の位置に戻すようになります。

使った物を元の位置に戻していないがために気付いたらいつも部屋に物が散乱している、という場合は、その理由を探るために、自分が物を「取り出す」「しまう」際の「動作」をじっくり観察して、「収納」の仕方を見直すと改善します

物の在庫状況を「一覧できるように」収納する

汚部屋の住人を見ていて驚くことの1つに、あまり深く考えず安易に買い物をしていて「物が増えるスピードが速い」、ということです。その理由の1つに、「自分が今現在何をいくつ持っているか」という「在庫状況の把握ができていない」ことがあります。何をいくつ持っているかが分からないため、足りなかったかもしれない、とか安売りしていたから、という必要ない物を安易に買ってしまい、結果、どんどん在庫が増えていくという状況になってしまっています。

例えば、今自分が所有しているお皿を日々一覧できる状態で「どんなお皿を何枚自分は所有しているのか」という在庫状況の把握ができていれば、本当に必要な物以外は買わなくなり、むやみに物も増えません

買い物の際に「あったら便利はなくても平気」と唱えてみる

汚部屋の住人さん達がよくやりがちなのが、買う予定のなかったお店で目新しい物を見ると、これは「いつか」使えるかも!とか、便利そうで良さそうだから、とついつい買ってしまって結果的に物が増えてしまうというケースです。例えば私の場合、特に「100円均一ショップ」に行く際「あったら便利はなくても平気」と呪文のように唱えて、本当に欲しい訳ではない無駄な物を一時の気の迷いからは絶対に買わないように気を付けています。そうでもしないと、今の時代、日進月歩で便利な物がお店に溢れているので、興味が赴くままに全てを購入していては物が増え過ぎてしまって後々自分が「片付け」に苦労します。ちなみに、「いつか」使えるかも!という買い方は、おすすめしません。その「いつか」がきた時に初めて真剣に選んで買った方が、本当に「その時」に「必要な物」を買えるからです。

コツ3 「処分」を最後まできちんと「完遂」する

汚部屋の住人さん達にありがちなのが、「片付けサイクル」のステップ1の必要な物と不要な物を無事「分別」し終わって、次はステップ2の不要な物を「処分」すれば部屋から物が減ってスッキリする!という状態になると、なぜかここで満足してしまって作業が止まってしまい、結局部屋の外に不要品を出さないためにあまり部屋の状況が変わっていない、ということがあります。

スッキリと整理された部屋で気分よく過ごすために片付けを始めたからには、不要品を早々に「処分」してこそ実現できることなので、最後にもう一度やる気を出して「処分」までやり終えてしまいましょう。

まとめ

「片付け」というと、「収納」に走りがちな人もいたと思いますが、ここでは収納以前に物を「減らす」ことと「増やさない」コツについて重点的にお伝えしました。それぞれの考え方はご理解いただけましたか? 是非、片付けのやる気が増している今すぐにでも、ここでお伝えした3つの「片付けのコツ」を活用して、気分よく暮らせる部屋に少しでも近づくよう、「片付け」「実践」してみて下さい!




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